アトラシアンのこれからのdevopsどうなるのかね、Code Barrelを買収
アトラシアンのこれからのdevopsどうなるのかね、Code Barrelを買収
Atlassian(アトラシアン)は
Automation for Jiraを作っているCode Barrel(コード・バレル)を買収した
ローコードツールはJiraのさまざまな部分をすっきりと自動化してくれるので、Jira Softwareのアドオンとしても、
またAtlassianのマーケットプレースのJira Service Deskでも人気製品のひとつだ。
買収金額を公表していない。
シドニーに拠を置くCode Barrelは、AtlassianでJiraを作った最初の技術者のうちの2人、
Nick Menere(ニック・メネール)氏とAndreas Knecht(アンドレアス・ネヒト)氏が創業した。
今回の買収で2人は4年ぶりにAtlassianへ戻ることになる。
ほんのひと握りのデベロッパーたちがJiraを手がけていた2005年にチームに加わったメネール氏は
「私とアンドレアスにとっては里帰りみたいなものだ。Atlassianで我々はソフトウェアとプロダクトの開発方法を学んだんだ。
だから帰るところと言ったらそこしかない」とコメントしている。
Automation for Jiraはその名のとおり、Atlassianの課題(Issue)の中の何度も出てくるタスクを容易に自動化でき、
プロジェクトの追跡サービスも提供する。Atlassianのプロダクト担当副社長であるNoah Wasmer(ノア・ワスマー)氏は「顧客のデベロッパーたちは日に日に、決まりきった日常的な仕事に縛られる時間が多くなっている。彼らはJiraをバックボーンとして多くのシステムと対話し、同じワークを繰り返し、しかもそれをさまざまなシステムに対して手作業でやっている。つまり、明日の世界を変えるようなクリエイティブな仕事とは言えない作業に、とてつもない時間を消費している」と語る。
そんな重複的な作業を減らすには、言うまでもなく自動化が必要だ。AtlassianのマーケットプレースでCode Barrelの
ソリューションを見つけた6000社あまりの企業と、もともと同社と関わりの深い創業者たちという2つの側面から見てもAutomation for Jiraの買収は絶対に得策だ。
ワスマー氏が強調するのは、それが一種のノーコードツールなのでプログラマーでない人でもJiraを使ってスクリプトを作れることだ。Automation for Jiraを使えばタイムベースのルールをセットアップできるし、Jiraの中のトリガーでそれらを実行できる。しかも、SMSやSlack、Microsoft Teamsなどを使ってサードパーティ製品と統合できる。
当分の間Automation for Jiraは、Atlassian Marketplaceに残って売られ続ける。
料金も前と変わらず、ユーザー10人までは1人月額5ドル、100人までが2.5ドル、もっと多ければもっと安くなる。
Atlassianはこのツールの機能の一部をJiraに統合していくが、それに関しては今のところ何も発表がない。